穴迫信一 作・演出
野村明里 なかむらさち 出演
KYOTO EXPERIMENT 2024
京都国際舞台芸術祭
穴迫信一×捩子ぴじん with テンテンコ
『スタンドバイミー』
境界線上を歩く身体 死者が生者を探す旅
北九州でブルーエゴナクを旗揚げし、現在は京都と東京も拠点に加えるなど、国内で縦横に活動を広げている劇作家・演出家の穴迫信一。麿赤兒率いる大駱駝艦で活動を開始し、その後自身のソロダンスや振付作品を発表すると共に、様々なアーティストと共同作業を行ってきたダンサー・振付家の捩子ぴじん。THEATRE E9 KYOTOのアソシエイトアーティストを務めた経験もある2人が、初めての共同演出に臨む。
今作では、両者がかねてから関心を寄せていた死生観をテーマとし、「自らとの関係が保留されている(現在の、あるいは100年後の)死者の前に立つことができるか」の問いをもとに、穴迫が戯曲を書き下ろす。音楽性の高いリリカルな穴迫の言葉に、捩子の身体性はどのように介入していくのだろうか。音楽は、アイドルグループBiSで活動後、ソロプロジェクトを展開するエレクトロニクスミュージシャン・DJのテンテンコが担う。
死者同士の対話は、生者の現実以上にその風景をリアルタイムに生起させるかもしれない。そこから観客が見出す、死と生と、そして現在とは。
〈あらすじ〉
ある地方都市で大きな地震があった。沢山の人が亡くなった。沢山の人の生活が壊された。私も死んだ。
その日の昼に、同じ街のある喫茶店で殺傷事件が起きた。死者は1名。そして、犯人、私の兄は地震に巻き込まれて亡くなった。
テレビでは震災のニュースばかり。そしてそれを見ている人たちには今ひとつその痛みが実感できない。喫茶店のニュースはもう流れていない。痛みのもっと前の段階、ほとんどの人は知ることすらなかった。
知られることすらない死者たちは旅をする。歩き続けて、自身の罪を思い出す。
距離も関係も越境して、だれかのそばに立つことは可能か。そこで街谷さんは冗談みたいなある提案をしてくれた。
トレーラー映像
https://youtu.be/_3TJQh8x1PQ?si=iokvuc9bYXvJVdG9
作 :穴迫信一
演出:穴迫信一 捩子ぴじん
音楽:テンテンコ
出演:坂井遥香 なかむらさち 野村明里 米川幸リオン 田中春奈
日時
10.18 (金) 15:00★
10.19 (土) 13:00 / 19:00
10.20 (日) 13:00♡
★ポスト・パフォーマンス・トーク
♡託児あり(要事前申込 / 各公演7日前まで)
https://kyoto-ex.jp/news/childcare2024/
上演時間: 90分 (予定)
言語: 日本語(英語字幕あり)
※演出上、喫煙シーンがあります。本作では、医薬品「ネオシーダー」(咳止め薬)を使用いたします。
会場
堀川御池ギャラリー
料金
前売:一般 3,500円
ユース(25歳以下)・学生 3,000円
高校生以下 1,000円
ペア 6,500円(前売のみ)
*当日券は前売と同額
*自由席
ご予約はこちら
https://www.s2.e-get.jp/web5ap01a/pt/?G=kyt725ex&app=s1gt0&RTNfld=kyoto-ex&RTNent=pe&RTNmyp=pm&RTNtik=pt&k=11e388e6ffecec98084b67a65f388d9c01df68d1m1ysv9gl
舞台監督:十河陽平
照明:中山奈美
音響:西川文章
舞台美術:佐々木文美
衣装:大野知英
字幕翻訳:ジェレミー・クールズ
制作:渡邉裕史、脇田友
ビジュアルデザイン:みずの紘
製作:KYOTO EXPERIMENT
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業 (国際芸術交流)) | 独立行政法人日本芸術文化振興会
主催:KYOTO EXPERIMENT
公式HPはこちら
https://kyoto-ex.jp/shows/2024_anasako-neji-tentenko/