◆ 平嶋恵璃香 退団のお知らせ
6月27日をもちまして、平嶋恵璃香さんがブルーエゴナクを退団することとなりました。
これまで約9年間、活動を見守ってくださった皆様に、心より感謝を申し上げます。突然のご報告となりましたが今後もそれぞれの活動は続いていきますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。
平嶋恵璃香よりご挨拶
この度、私、平嶋恵璃香はブルーエゴナクを退団いたします。
2015年に入団し、約9年間、ほんとうに様々な経験をさせていただきました。
苦しいことも沢山ありましたが、どれもがその時の精一杯だったと胸を張って言えます。
エゴナクでの活動は私にとって掛け替えのないものでした。
劇団との関わり方については、ここ数年考え続けていて、メンバーにも度々相談をしていました。
じっくり悩んだ結果、劇団を離れ、自分の力で活動していくことを決めました。
私の考えを受け入れてくれたエゴナクのメンバーにとても感謝しています。
劇団を離れても、9年間ブルーエゴナクとして活動してきたことのすべては、私の中から無くなることはありませんし、これからも大切にしていきながら、今後は東京を拠点にフリーで俳優活動を続けていきます。
引き続き見守っていただけますと幸いです。
ブルーエゴナクは今年も様々な土地で公演を行います。私もとても楽しみにしています。
こちらもぜひチェックしていただけると嬉しいです。
退団の際に、穴迫さんと「出演した中で、どの作品が好きだったか」という話をしました。
正直、どの作品にも思い入れがあり、選べそうにありません。
ただ、ここ数年、自分を支えていた作品のセリフがあるので、最後にそれを紹介したいと思います。
2021年、コロナ禍真っ只中で上演した『眺め』という作品で、<日差し>という登場人物が「未来とは行為」と言います。未来とは行為。退団は私にとって大きな決断でした。でもこの決断がこれからの未来を作っていきます。これからも、ブルーエゴナクも、平嶋恵璃香も、どうか応援していただけると嬉しいです。
本当にありがとうございました!
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穴迫信一より
この度、平嶋さんがブルーエゴナクから退団することとなりました。
9年という決して短くない期間において、同じ目標を掲げて協働してきた平嶋さんとこのようなタイミングを迎えることについて、相当の感慨深さを感じ得ません。
しかし同時に、どこか吹っ切れたような部分もあって、それは僕の中に、おそらく平嶋さんの中にも「よく頑張ったよね、やることはやったよね」というような、
お互いがそのときの最大出力でやってこれた(または、やってきてしまった)という後悔の無さからかと思います。時が満ちた、ような感覚です。
近年は、ツアーなどの長期の外部出演や東京への移住など、劇団との関わり方を模索してくれていました。
しかし、遠方からでも、あるいは本番を控えていても、エゴナクの活動をいつも気にしてくれていて、また、僕がそのように頼ってしまったことで多くの負担をかけてしまったようにも思います。
何事にも早く、広く、深く「気付く」平嶋さんに、俳優として、劇団員として、大いに支えられてきました。本当にありがとうございました。
寂しさを伴う変化ではありますが、お互いの決断のためにも、少しでもより良い未来を想像しながら進んでいければと思います。
これからも、それぞれの道行を見守ってくださると幸いです。
ブルーエゴナク
穴迫信一