福岡県北九州市を拠点とする劇団。
2012年旗揚げ。
ビート感と刹那的な叙情リリックをはじめ、音楽の感度を生かした手法を得意とする。
無機質さと生々しい人間の感情が複雑に絡み合い、観る人にまるで直線と曲線が交錯するグラフィックアートのような印象を与える。上演場所は劇場だけでなく、商店街・ショッピングモール・モノレール車内など日常的な空間でも実施。近年では香川・京都など県外での滞在製作も意欲的に行う。
地域やジャンルの枠を越え、新たな人やカルチャーと出会い受けた刺激を糧に、目に見えない『生々しい感覚』を体内からつかみだすような作品を作り続ける。

撮影=大野真代
穴迫 信一 / anasako shinichi
ブルーエゴナク代表・劇作家・演出家・俳優
1990年生。福岡県北九州市出身。
2012年に福岡県北九州市でブルーエゴナクを旗揚げ。以降、全作品の作・演出を務める。元ラッパーという経歴を活かし、音楽性の高いリリック(叙情詩)を戯曲に組み込む点や、ビート感の高い演出手法を特徴としている。近年は、地域特有のロケーションを舞台とした作品づくりも多く、これまでに市場や商店街、都市モノレールでの演劇レパートリー作品を製作。2012年頃より、北九州芸術劇場の多くの企画に地元のアーティストとして連年参加。小学生や高校生、70歳以上の高齢者とともに作品を創作。また北九州以外にも、京都や香川など他地域での滞在製作を行うなど、活動地域も広がりを見せている。
平嶋恵璃香 / hirashima erika
俳優・カンパニーマネージャー
1992年生。福岡県北九州市出身。
2015年、入団。
劇団での公演の他、北九州芸術劇場の企画公演にも多数出演、外部でも精力的に活動している。
主な外部出演作品
・田上パル 第17回公演「Q学」(2018/作・演出:田上豊)
・キラリふじみレパートリー新作「僕の東京日記」(2017/脚本:永井愛 演出:田上豊)
・北九州芸術劇場リーディングセッションvol.27「TIMES LIVE」(2016/構成・演出:多田淳之介)
・北九州芸術劇場プロデュース「彼の地」(2014・2016/作・演出:桑原裕子)
・北九州芸術劇場リーディングvol.22「続・世界の日本人ジョーク集」(2013/脚本・演出:ノゾエ征爾)
野村明里 / nomura akari
俳優
1993年生。長野県出身。京都市在住。
同志社大学文学部美学芸術学科卒業。
在学中に自主映画製作サークルに入ったことをきっかけに演技に興味を持ち、京都を中心に映画からポストドラマ演劇まで幅広く活動する。『ラッパー』(2016年)、『ふくしゅうげき 京都ver.』、『訪れないヒのために』(ともに2017年)の客演を経て、2019年よりブルーエゴナク所属
主な外部出演作品
・下鴨車窓『微熱ガーデン』(2018〜2020年/作・演出 田辺剛)
・溶けない名前『カルピスちゃん』MV(2016年/監督 佐々木勝己)
・京都芸術センター 演劇計画II『新・内山』(2015年/作・演出 柳沼昭徳 )
悠太 / yuta
俳優
1996年生。山口県宇部市出身。現在東京都在住。
北九州芸術劇場の企画公演への出演をはじめ、北九州を拠点とする劇団へ客演として多数出演。俳優、モデルとしても活動中。プライム所属。
主な外部出演作品
・北九州芸術劇場×北九州モノレール「アイ・ノチス・バイ・ストッピング・ブレシング」(2019/脚本・演出 穴迫身一)
・北九州芸術劇場「Re:北九州の記憶」(2017/2018/演出・構成 内藤裕敬)
・北九州芸術劇場×北九州市美術館「10万年の寝言」(2017/演出・構成 泊篤志)
・北九州芸術劇場プロデュース「しなやか見渡す穴は森は雨」(2017/脚本・演出 ノゾエ征爾)
小関 鈴音 / ozeki suzune
俳優
1999年生まれ。福岡県北九州市出身。
某大学生。高校演劇経験者。趣味は歌うことやピアノ演奏。
溝口 竜野 / mizoguchi tatuya
俳優
宗像市在住。2012年、地元の劇団 夢かなたに入団。2015年より、MIRAIにて朗読劇『月光の夏』出演。2019年、市民参加リーディング『川をわたる歌のうた』(作・演出 穴迫信一)の出演をきっかけに、ブルーエゴナク入団を決意
主な外部出演作品
・ぶらり♪まちなか劇さんぽ2019市民参加リーディング(2019/作・演出穴迫信一)
・シアターラボ 『ネコに無礼講』(2019/作・演出 淵よう子)
・市民参加リーディング公演『smoky 2 weeks』(2018/作・演出 泊篤志)
・MIRAI 朗読劇『月光の夏』(2015〜2018/作 毛利恒之 ・演出 武内勉)
・劇団夢かなた『もうひとりのおばあちゃん』(2012/作・演出 横山和彦)