◆ 『Coincide 同時に起こること』上演形態変更のお知らせ

本作品『Coincide 同時に起こること』は、HIPHOPにおける韻を踏む行為から着想した、意味と音の同時性を検証する作品です。そのため、俳優による語りとも歌唱とも取れる発話性は、音声作品というフォーマットとも非常に親和性が高いと考えます。

新形式「Coincideaudio(コインサイドオーディオ)」では、ブルーエゴナクの演劇をオーディオ作品として発表します。元々のコンセプトである〈同時性〉を意識し、上記の同時性に加え、日常と演劇を同時に起こすことを目的としました。映像作品のようにパソコンの前でじっくりと向き合う鑑賞体験とは異なり、電車の中、布団の中など好きな場所で何かをしながら聴く(上演する)ことを推奨しています。聴き逃したところを聴き返したり、お気に入りのシーンを繰り返し再生することも可能です。音楽のように、生活の一部に紛れて馴染むような作品を目指します。歌のように、覚えれば口ずさめる演劇です。

〈演劇/音楽 的体験を促す 音楽/演劇〉として再生されることを望みます。
TOKAS OPEN SITE 5にふさわしい実験的作品になっておりますので、ぜひ。

ブルーエゴナク(2021年1月29日更新)

TOKAS OPEN SITE 5
ブルーエゴナク『Coincide 同時に起こること』
https://www.tokyoartsandspace.jp/archive/exhibition/2021/20210129-7025.html